りりィ

 めずらしく街は 星でうずもれた  透みきるはずの 体のなかは  氷のように 冷たい言葉で  結ばれた糸が ちぎれてしまう   心が痛い 心がはりさけそうだ   なにも いわないで   さよならは ほしくないよ  ふたりの間に ひびわれたガラス  小さくふるえる うしろ姿も  終わりがきたのを 知らせるように  だんだん涙に 消えていった      心が痛い 心がはりさけそうだ   なにも いわないで   さよならは ほしくないよ